ワカメの保存方法とお召し上がり方

ワカメオーナーをお申し込み下さった方、ありがとうございました。
「たくさんのワカメ、どうしたらいいの??」
というお問い合わせが多く、保存方法と食べ方についてご紹介します。

大阪府南部の沿岸ではワカメの養殖が行われています。
ワカメは、今が旬真っ盛り!!スーパーなどでも旬の生ワカメをよくみかけます。
オーナー以外の方も、調理の参考にしていただければと思います。


生ワカメは日持ちしないので早めにお召し上がりください。(冷蔵庫で2~3日程度)
長期保存する場合は塩蔵ワカメにしたりや冷凍保存をしてください。


【ワカメって】

ワカメは、一年生の海藻で、冬から春にかけて最も大きくなります。
日本でワカメが食べられるようになったのは、縄文時代(紀元前6000~300年)からといわれています。また、日本で一番古い法律である「大宝律令」には「税のひとつ」として定められており、古くから日本人に親しまれてきた食材です。

ワカメは、葉・くき・めかぶにわけられます。
「葉」と呼ばれる部分は、皆さんお馴染みの「ワカメ」の部分になります。
葉から根(めかぶ)に至るまですべてがおいしく食べられる自然食品です。

【簡単下処理】★生ワカメのゆで方★

ワカメの原そうの色は茶色ですが、湯通しをして頂くと鮮やかな緑色になります。是非その瞬間をお楽しみください!

①生ワカメは水でしっかりと洗う。(小さなゴミや小型の生物がついている場合がある)
②葉の先の固い部分は調理ばさみなどで切り捨てる。茎の部分も鍋に入りやすい大きさに切る。
③鍋にたっぷりのお湯を沸かす。
④沸騰したお湯にワカメを入れる。色が鮮やかな緑色になり茎の中心部分も緑になったら取り出し、水にさらす。葉と大きな茎は別々にゆでる。
⑤水にさらしたワカメをざるにあげ水を切る。
※ゆですぎると色が黒くなり風味も落ちてしまいますので注意!


【保存方法】

<塩蔵ワカメ>  冷蔵・冷凍にて3か月~半年保存可能
塩蔵ワカメは冷凍するよりも長く日持ちがするのでたくさんのワカメを保存するには最適の方法です。塩蔵ワカメにすればおいしく食べられます。昔ながらの保存法で、生わかめに限りなく近いシャキシャキした食感を味わえますよ!

①ゆでたワカメの茎と葉を分ける。茎の両側に指で切れ込みを入れ、指でこそぐように引っ張る。
②茎と葉の部分に分け水気をしぼる。塩を全体にまぶし、ざるに入れて一昼夜置く。
③ワカメから出た水分を捨て、再び水気をしぼり、塩を全体にまぶしたら、重しをして冷蔵庫などの涼しいところで一晩置いておく。
④水分が抜けて固くなっているのを確認し、おい塩をしてチャック付き密閉袋に入れて保存する。

塩蔵ワカメの作り方動画はこちらからどうぞ!→ここをクリック

<塩蔵ワカメの戻し方>
ボールに塩蔵ワカメを入れ、ワカメが浸るまで水を注ぎます。
手でこすり洗い、これを水を替えながら3回程繰り返します。
わかめが浸る程度の水を注ぎ、5分程度置きます。ザルにあげて水気を切ります。

塩抜き後は、水に長く浸しすぎると柔らかくなるため注意してください。元の量より1.5倍程度増えますので量にお気を付けください。

<冷凍保存> 2~3か月保存可能
ゆでたワカメを使い切れる分量に分けてチャック付き密閉袋に入れて、冷凍庫へ。手などで少し切れ目を入れておくと冷凍のまま割って使うことができて便利です。早めに使い切るようにしましょう。


【とれたてワカメの「しゃぶしゃぶ」】

茶色いワカメをお湯につけると・・・あっという間に鮮やかな緑色に変身!磯の香りとシャキシャキとした食感が最高です。タレはポン酢、めんつゆの他、ゴマだれやスイートチリソースなどお好みでご用意下さい。だしもお好みであごやいりこでもおいしいです。

●材料(3人分(便宜上3人分としましたが、すべてお好みでOK))
ワカメ(生)…食べたいだけ!!
水菜…1/2株
長ねぎ…1本
白菜…3枚
かつおだし…4.5カップ (お好みで)
豚・ロース薄切り…300g
ぽん酢やめんつゆ適宜

●作り方
①かつおだしを用意する。
②白菜は芯と葉を分け、芯は薄くそぎ切り、葉は食べやすい大きさに、水菜は4~5cm幅、長ねぎは斜め薄切りにする。豚肉は食べやすい大きさに切る。
③生ワカメはキッチンばさみで茎と葉を分ける。葉を食べやすい大きさに切る。(茎は佃煮や天ぷらに!)
④長ねぎ、白菜を入れて火を通す。生ワカメ、水菜、豚肉はしゃぶしゃぶして、さっと火を通し、お好みのたれでどうぞ!


【シラスとワカメの混ぜご飯】

子どもも大人も大好きなシラスとワカメを使ったレシピです。

●材料(3人分)
釜揚げシラス…50g
ワカメ(ゆで)…30g
すりごま…適量
塩…少々
ご飯…3膳

●作り方
①ゆでたワカメの水気をしっかりしぼり、食べやすい大きさに切る。
②炊き上がったご飯にワカメ、すりごま、塩を入れて混ぜる。
③②にシラスを入れて、身が潰れないようさっくりと混ぜ合わせる。


【茎ワカメの天ぷら】

天ぷらは塩味と旨味が衣に閉じ込められてすごくおいしいです。

●材料(3人分)
ワカメの茎(生)…100g
打ち粉(天ぷら粉)…適量
天ぷら粉…適量
水…適量
揚げ油…適量

●作り方
①ワカメの茎は水でよく洗って、熱湯でサッとゆがき、水にさらす。
②ワカメの茎を3~4cmの短冊に切る。
③打ち粉の中に②を3〜4本ずつ入れ、薄くまぶす。
④③に水で溶いた天ぷら粉をつけ、180℃の油で、衣がカラッとするまで揚げる。

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